AYA KURASHIKI

CV

倉敷安耶 くらしき あーや

1993 年 兵庫県生まれ。現在、京都と東京を拠点に活動。

アーティスト・コレクティブSISOUL.Sメンバー。

私は一貫して、人間を、肉体という個別の物質、あるいはそこに付随する属性によって互いに隔てられた存在として捉え、自己と他者のあいだに生じる距離や軋轢について制作してきた。制作は、ときに他者との関係を結び直すための架け橋であり、ときに軋轢によって生じた傷を手当てし、生き延びるためのケアでもある。また、自身の身体や属性が、この世界の構造のなかでどこに、どのように位置づけられているのかを俯瞰し、外界との関係を見つめ直す行為でもある。宗教、ジェンダーといった制度的・歴史的な領域や、死、身体といった普遍的かつ根源的な領域から、職業、家族、食事といった日常的な領域まで、そこに生じる共同体と、生き抜くための行為としてのケアをモチーフとしている。転写技法を用いた平面作品を主軸としながら、インスタレーション、パフォーマンス、ワークショップなども展開している。

主な作品に、名画などに描かれた女性の身体にアダルト画像をコラージュすることで、女性身体に付与されるスティグマと、絵画史における眼差しについて言及する《Transition》シリーズがある。また、仏教画の九相図と、そのモデルとして引用されてきた小野小町、さらにマグダラのマリアをモチーフに、史実上の個人像から切り離され、説話や宗教的解釈のなかでイメージが一人歩きすることで、男性中心的な語りのなかで「女の罪」を負わされてきた女性像を扱った《九相図》や《互いのための香油塗り》を制作した。料理の構造と葬送における身体の構造を重ね合わせ、宗教的構造のなかで女性の身体を捉え直す《ドローイング #発酵の九想図》や《ドローイング #境界をなぞる》、骨上げをはじめとした葬送の儀礼と、そのなかでの供食/共食を扱った《口腔間距離》、祭壇のような食卓によるインスタレーション《わたしたちは家族》、箱型の支持体を墓や骨壺に見立てた《Grave》《Bury》などを発表している。さらに、密接な距離のなかで参加者に飲料を施す行為を通じて、相手を知ろうとする一対一のパフォーマンス《Breast》や、共食についてのパフォーマンス/ワークショップ《晩餐会》《秩序を保つ》なども展開している。

近年の展覧会では、私自身、母、祖母という女性三世代の私的な記憶と、京都市京セラ美術館の歴史に着目し、上村松園や待賢門院を取り上げながら、制度と個人、歴史と身体、過去と現在のあいだを往還する「女が生まれて、女が死んで、―母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール」(京都市京セラ美術館/京都)を開催している。また、《セルフポートレート:祖母の服を着た》をはじめ、父方の実家と相続、そしてそこに残る祖母の幽霊の気配を扱った「祖母は屋敷にひとりで住んでいた。」(Live Art Gallery/東京)、骨上げをはじめとした葬送の儀礼と、儀礼のなかでの供食/共食を通じて、他者を自らのうちに担い、体内化し、受け入れる身体性を扱った《救済療法》《おまえ が わたし の骨を鳴らした》を展示した「おまえの骨が軋むとき」(ARTDYNE/東京)などを発表している。

 

CONTACT
aya.lalala.woo@gmail.com
@ayakurashiki

 

 

学歴

2020 東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科 絵画専攻 油画第1研究室(小林正人研究室) 修了
2018 京都造形芸術大学 大学院修士課程 芸術研究科 ペインティング領域 油画専政(大庭大介ゼミ) 修了
2016 京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業

 

賞・助成等

2026 佳作賞「VOCA2026」
2025 入選「群馬青年ビエンナーレ」
2024 秋元雄史賞「KAIKA TOKYO AWARD」
2021 グランプリ「WATOWA ART AWARD」
公益財団法人クマ財団 継続的な活動支援事業採択
アソシエイツアーティスト受賞 / VIVA AWARD
2020 入選 / シェル美術賞2020
2019年度 公益財団法人クマ財団 第3 期奨学生
2017 浅田彰賞 「SPART 2017」京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士2 年生作品展
2016〜2017年度 公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第26 期奨学生

 

個展

2026 「女が生まれて、女が死んで、——母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール」 京都市京セラ美術館(京都)
2025 「ショーケース SHOWCASE UENO #15. 倉敷安耶」東京藝術大学(東京)

 「おまえの骨が軋むとき」ARTDYNE(東京)

2024 『ショーケース SHOWCASE directed by Ozawa Tsuyosh #43. 倉敷安耶」藝大食堂(茨城)

 「Breast」KUMA GALLERY(東京)

2023 「百夜」SOM GALLERY(東京)

「あなたの髪のひとつ(だった)」haku(京都)

「腐敗した肉、その下の頭蓋骨をなぞる。」銀座蔦屋書店アートウォールギャラリー(東京)

2022 「浅はかなリ、リアルの中でしぜんにかえる。」和田画廊(東京)

「-OUR ART PROJECT- EXHIBITION」BPM(東京)

2021 「そこに詩はない。それは詩ではない。」myheirloom (東京)

「BnA_WALL 3rd Mural A~ya Kurashiki Solo exhibition」BnA_WALL  Art Hotel in Tokyo (東京)

「GRAVE」TSUKURU WORK(東京)

2016 「Shadow of 0.2 Lux. 」Cafe&Gallery etw(京都)

 

グループ展

2026 「FOCAG」myheirloom(東京)

 「VOCA展 2026」上野の森美術館(東京)

 「Interwoven Chapters」京都蔦屋書店(京都)

 「Tell Me Why」NEW GALLERY(東京)

2025 「群馬青年ビエンナーレ2025」群馬県立近代美術館(群馬)

 「Intersection」HWA’S GALLERY(上海)

 「WHAT A PAINTING WANTS」BONDEDGALLERY(東京)

2024 「Beautiful Foolishness~遊びをせんとや生まれけむ」藝大アートプラザ(東京)

「PHASE TRANSFER」Alpha Contemporary(東京)

「REUNION」myheirloom(東京)

「NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum Vol.10 2F Wall Street Museum「Dancing in the Boundary」 -境界の中で踊る-」NEWoMan横浜(神奈川)

「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」WHAT CAFE(東京)

「nine colors XVIII」西武渋谷美術画廊(東京)

「KAIKA TOKYO AWARD」KAIKA Tokyo by THE SHARE HOTELS(東京)

「GROUP SHOW」三越コンテンポラリーギャラリー(東京)

「Expression vol.3」長亭GALLERY(東京)

「DISTANCE -絵画との距離-」MU GALLERY(東京)

2023 「Espace Virtuel」YOD TOKYO(東京)

「ニューミューテーション#5 倉敷安耶・西村涼「もののうつり」」京都芸術センター(京都)

「etoototo」+ ART GALLERY(東京)

「鋳物のマブ」CLUB王族(神奈川)

2022 「The ghost in the room」TENSHADAI(京都)

「Idemitsu Art Award(旧シェル賞)アーティスト・セレクション」国立新美術館(東京)

「SHIBUYA STYLE vol.16」西武渋谷(東京)

「Conversation」HAKU(京都)

「nine colors」西武渋谷(東京)

「エピソードone 次世代アーティスト16人展Vol.1 」阪急うめだ本店9階 アートステージ(大阪)

「(((((,」駒込倉庫(東京)

「THE SELECTED」elephant STUDIO(東京)

2021 「WATOWA ART AWARD」elephant STUDIO(東京)

「ブルーピリオド×ArtSticker」hotel koe(東京)

「SHIBUYA STYLE vol.15」西武渋谷(東京)

「From Intimate Path」Art 369 Space(栃木県)

2020 「シェル美術賞2020」国立新美術館(東京)

「東京藝術大学大学院 修了展」東京藝術大学(東京)

2019 「サマータイム9192631770 」東京藝術大学(東京)

「outline」Maki Fine Arts(東京)

「Tokyo Independent」東京藝術大学(東京)

2018 「取手アートパス2018」東京藝術大学取手校地(茨城)

「視覚の再配置」SHIN 美術館(チョンジュ, 韓国)

「油画第一研究室展」東京藝術大学(東京)

「京都造形芸術大学大学院 修了展」ギャルリ・オーブ(京都)

2017 「第26 回奨学生美術展」佐藤美術館 (東京)

京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士2 年生作品展「SPART 2017」ギャルリ・オーブ(京都)

2016 京都造形大学大学院 芸術研究芸術専政 修士1年生作品展「HOP 2016」ギャルリ・オーブ(京都)

movements 2016 2nd movement「GOKAN」ART ZONE(京都)

「弘益大学70 周年記念交流展」Hongik Museum of Art(ソウル, 韓国)

「京都造形卒業展覧会2015」京都造形芸術大学(京都)

2015 the painting vol.13「 the hole.」京都造形芸術大学(京都)

二人展「あさぼらけ」MEDIA SHOP gallery(京都)

「Body・Head・Mind」Gallery CUBE(大阪)

2014 「スウィートヒアアフター “本屋と芸大生”」書肆スウィートヒアアフター(神戸)

OpenStudio OilPainting Course「油画の学生どう思う?」京都造形芸術大学 (京都)

2013 「UN LOCKS」京都造形芸術大学(京都)

「SINGS」3F Project Room(京都)

 

アートフェア

2024 「ART FAIR ASIA FUKUOKA」福岡国際センター(福岡)

「HANKYU ART FAIR」阪急梅田ホール(大阪)

「Art Fair Philippines 」The Link, Ayala Center(フィリピン)

「Xavier Art Fest」 Fr. Rafael Cortina S.J. Sports Center, Xavier School(マニラ, フィリピン)

2023 「ART MARKET TENNOZ」WHAT CAFE(東京)

「3331 Galleries ART SHOW」-「3331によって、アートは『』に変化した」3331アーツ千代田(東京)

2022 「GINZA COLLECTOR’S CLUB」銀座蔦屋書店アトリウム(東京)

「ART STAGE OSAKA」堂島リバーフォーラム(大阪)

「ARTIST’S FAIR KYOTO」京都新聞社(京都)

 

プロジェクト

2022 「藝食人」 HOUSE SHINE(東京)
2021 「intimate path」art369project (栃木)

 

レジデンス

2021 「MURAL」paradise air(千葉)

 

ワークショップ

2025 秩序を保つ ─ 熱、冷たい火」東京藝術大学取手キャンパス藝大食堂(茨城)
2024 「秩序を保つ」京都芸術センター(京都)
2021 「BnA_WALL 3rd Mural A~ya Kurashiki Solo exhibition」BnA_WALL  Art Hotel in Tokyo (東京)
2019 「UBE ART FESTA2019」conflict cube table宇部店(山口)

 

プレス・インタビュー・登壇記録

2026 植田彩芳子「女が生まれて、女が死んで、」展評、京都新聞6月6日朝刊・京都新聞デジタル

「VOCA展アーティストトーク」出演、YouTubeアーカイブ
 「VOCA展シンポジウム」登壇、YouTubeアーカイブ
 飯島モトハ「祖母は屋敷にひとりで住んでいた。」展評、note「パースペクティブ 雑誌『写真』の視点」
飯島モトハ「2025年後半で印象に残っている展示3選」、『写真』vol.8
グループ展「Tell me why」New Gallery キュレーターインタビュー

2025 ARTDYNE Youtubeチャンネル ショートインタビュー
2024 「活動支援生インタビュー Vol.46」公益財団法人クマ財団

「Express Yourself 」AMeet(Youtube)

2023 「活動支援生インタビュー Vol.17」公益財団法人クマ財団

「DESIGN TALKS plus」NHK WORD JAPAN(YouTube/ On Demand)

2022 「ARTIST FILE-OUR ART PROJECT-」KAMADO

毎日新聞千葉地域1/27刊

読売新聞千葉地域1/23朝刊

2021 「スタジオ/アーティスト紹介」ART LIVES TORIDE

「Feature Artist’s Voice」EVERY CHANCE foe Everyone

「座談会」EVERY CHANCE foe Everyone

 

 

 

 

 

 

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