Transition
Text木製パネルに麻布とメディウム転写
H2400×W5000×D70mm
2020
転写のモチーフに使用したミレーによるオフィーリアのパースにはネット上のアダルト画像をPhotoshop上でコラージュ・編集したものを使用。
セックスワーカーやセックスワーク達は固定的イメージに基づき、「転落した女性」として社会からスティグマを受けている。
最後には転落によって水死したオフィーリアに彼女達を重ねた。
西洋美術から発展した現代のアート界に置いて未だ白人男性はアーティストと呼ばれ、私達は「アジア系女性アーティスト」と呼ばれる。
白人シス男性の特権と違い、その他の私達はわずかな機会に置いて、性差・人権・国籍などに基づき、差別化された類として特定されている。
アート界の構造においてフェミニズムが永遠に抱き続ける白人男性上位社会への懸念と、セックスワーカーを同種のものとして並べた。
協力
翁 ちとせ、 川田 泰久、 葛谷 允宏、 後藤 夢乃、 タァー ナターシャ 里奈、 長尾 鴻平、 中風 森滋
撮影
中川陽介
2020/1/28(火)-2/2(日)
東京藝術大学上野キャンパス(東京)